子安観音

カテゴリ:観光案内

読み方

こやすかんのん

解説

子安観音は、湊町南側の堰場集落にある、子宝・安産祈願の観音様です。

地域の住民によって管理され、子宝・安産の神様を祀る神社として、市内外のみならず県外・首都圏からの祈願者も見られる子安観音ですが、その成り立ちや歴史をはっきりと知る術は残されておらず、言い伝えが主な情報源となっています。

湊町における子安観音の由来としては、一六三七年に起こった島原の乱のおり、守屋神社(原地区)の社司であった栗村氏のもとに難を逃れた人々が集まり、その際に持参した子安観音像を法院でもあった栗村氏宅にいったん安置したとされるものがあります。

堰場という地名はもともと、加藤嘉明の代に原川を用水路として引水した際、堰守りとしてニ軒の宅を置いたことが由来となっています。この堰守りは東田面より通いで来ていたものの、大変であるという理由から人が定住するようになり、子安観音もその折に東田面より譲り受けたとされる言い伝えが残されています。

お参りについて

子安観音での祈願のさい、多くの方が、観音像に被せてある帽子で妊婦さんの頭・お腹を撫でて行かれます。これには、安産のご利益があると言い伝えられております。

お礼参りのさい、生まれた赤ちゃんの名前・誕生日を記したよだれかけ(スタイ)を持参し、子安観音像に掛けて行かれる方が多くいらっしゃいます。健やかな成長を祈願するとともに、無病息災のご利益があると言い伝えられております。

※大変傾斜のきつい場所にあり、妊婦さんのご参拝が難しい場合もあります。神社までの階段には手すりが設けられておりますが、安全に気をつけてご参拝下さい。

※毎年12月〜4月の間は、積雪により参拝できません。

※近隣は地域住民の住宅地となっております。駐車場はありませんが、一時的な路上駐車であれば可能となっております。その際は、お手数ですが近隣の住民に一声お声がけをお願い致します。

場所

福島県会津若松市湊町大字平潟字堰場

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